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腐敗心母 FUHAISHIMBO

  • ブレタノマイセスBrettanomyce
  • 香気への没入Immersion in Aroma
  • 儚い幻Fleeting Illusion

ブレタノマイセスで瓶内二次発酵させた8カ月熟成のセゾンビール。 ライトなボディに洋梨果汁をブレンドして主発酵を行い、ホップにはStyrian GoldingsとNelson Sauvinを使用しています。 タンク内での低温熟成で約2カ月間。そこにブレタノマイセスを加え、瓶に充填して6ヶ月間の二次発酵と熟成をじっくり行いました。 ブレタノマイセスとは野生酵母の一種であり、ランビックなどに複雑性の高いファンキーな香りと酢酸を生成することで知られています。 今回使用したBrettanomyces Bruxellenis TYB261という株は、トロピカルでフルーティな香気と野性味のあるファンキーなアロマがバランスよく共存しています。 熟したオレンジ、フレッシュなセージの葉、土のようなニュアンス、複雑なアロマを爽やかに包む優しい酸味。 そんな複雑さの中に調和がある味わいこそが、ブレタノマイセスへの没入体験です。

スタイル:Bottle Conditioning Saison
原材料:麦芽(ドイツ製造)、洋ナシ果汁、ホップ/炭酸ガス(麦芽使用率50%以上)
ABV:7 IBU:12 SRM:4
ホップ:Nelson Sauvin, Styrian Goldings
酵母:Belle Saison, Brettanomyces BruxeBelle Saison,
腐敗していたのは、都市ではない。心母(ママ)だった。
腐敗していたのは、都市ではない。心母(ママ)だった。 正確に言えば、母胎構造(マザー・ノード)を中核に据えた記憶路(メモリー・ルート)が、都市基盤(アンダー・ストラタ)ごとの発酵、もしくは、腐敗。 AREA2470の臍帯街(サイタイガイ)── 配管網に残存する酵母群(イースト・クラスタ)は、意図なき再生を繰り返し、微細な構文記憶(プロトコル)を咽喉(スロート)経由で拡散させている。 わたしは触覚端子(触点)を接続し、羊水循環層(アンビオ・レイヤ)に沈む断片(フラグメント)を慎重に嚥下した。 苦いだけの人生、それはもはや、毒ではない。 音響母性(サウンド・マーテル)は原子心母(アトム・ハート・マザー)とすなわち同義。 意味を持たない旋律が、忘却された構文記憶の奥で鳴り続ける。 ホフピンスキ党は、これらすべてを非合法化した。都市酵母(アーバン・イースト)の使用、咽喉記憶(スロート・メモリー)構文の再接続、共感覚幻視(シナスタジア・ファントム)の再生── いずれも過去の規制条文により抹消されたはずの、技術。 ホフピンスキが最初に飲んだのだ。 心母(ママ)の泡を。 記録には残されていない。だが、構文記憶(プロトコル)には痕跡が残る。 発声装置(ボーカル・モジュール)は沈黙、だが、音は鳴り続ける。 記録ではない、味覚として。 母は、酵母の夢を編み、咽喉記憶(スロート・メモリー)、わたしを、静かに、発酵させている。
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